長者番付で、全国8位とベストテン入りした「タワー投資顧問」の清原達郎・運用部長。運用ファンドが
大成功し、報酬を得ての大躍進です。
清原氏は昭和56年東大卒の45歳。野村証券に入社し、スタンフォード大学でMBA取得。野村ニュー
ヨークに勤務し、米国のヘッジファンドと親交を深め、米公認証券アナリストでもある。平成4年野村証券
退社後、ゴールドマンサックス東京・転換社債部長、モルガンスタンレー・財務戦略部長、スパークス投資
顧問・運用部長を経て、タワー社の運用責任者に就任。大量保有報告書(関東財務局提出)の5%ルール
で時々、大株主として名前が出てくるので昨年から話題になっていましたが、相当のリサーチ力がなければ
5%までは買えません。割安な中小型株が得意で、コツコツと買い集め、大きく上がったところで売り抜けて
いるようです。有名なところでは、不動産関連のアーネストワンや飯田産業を手がけていました。
タワー投資顧問様の名称ではなく、「ゴールドマン・サックス・インターナショナル」として表示されます
他にも婦人靴製造販売の卑弥呼、シューズの企画・販売のアシックス商事、戸建て住宅分譲主力の細田工
務店、金属熱処理専業のオーネックス、清掃機器の輸入販売商社の蔵王産業、手芸専門店の藤久、持ち
帰り弁当店のオリジン東秀、カー用品の中央自動車工業などの大株主として登場。ほとんどが市場から見
放されていたような割安株です。
タワー投資顧問という名称から、何か悪徳投資顧問のような印象を受けますが、全くそんなことはありません。
自分自身で「タワー銘柄」を見つけてみましょう。
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