「比例配分」は言葉の通り、「注文数に比例して株を配分します」という事ですので、買いを多く出した証券
会社ほど、多く配分されます。
但し、1つルールがあります。買いを出した証券会社数が30社だとします。この買いを出した証券会社すべ
てに最低売買
株数(単元株)の配分が出来なければ比例配分しない、というルールです。割り当てを受け
た証券会社は、その会社のルールに則り顧客に配分します。
ストップ高(安)気配の特徴として、大引けにかけて急激に注文株数が増えます。これは、配分比率を高く
しようと証券会社のディーラーや証券会社からの配分を多くもらおうする顧客等が、大引け直前に大量の数
量を発注するからです。
配分を多くもらおうとして、必要以上に多くの株数の注文を出したが、途中で寄付いてしまって、その後苦労
した、という例もあります。
証券会社がお客様に配分する方法は、「時間」や「数量」優先など様々な要素で決めるようです。誰よりも早
く注文を出したのに出来なかった、とか、株数を大量に出したのに出来なかったという事もあるかもしれませ
ん。配分方法は各証券会社によって違います。
また、店頭(ジャスダック)市場は、比例配分は無く1,000株でも売り注文が出れば即売買成立します。
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