2000年6月までは日本の株式市場で個人投資家が逆指値注文を行うことができませんでした。
欧米では一般的な注文執行方法として普及しており、非常に有効な投資手法です。
カブドットコム証券などが積極的に宣伝してしましたが、最近ではDLJ証券も先物投資に続いて、個別株でも
導入することを決めました。
逆指値とは、株価が売買発注時点よりも上昇し、指定した株価以上になれば「買い」、または株価が売買
発注時点よりも下落し、指定した株価以下になれば「売り」とする注文形態のことです。通常の指値注文と逆
の注文形態であるため逆指値と呼ばれています。
例えば、時価950円の銘柄を買う場合、「1000円まで上がれば買い」と発注します。1000円までこの銘柄が上
がらなければ買い注文は発注されません。
売りの場合には、時価1050円の銘柄で「1000円まで下がれば売り」となります。1000円まで下がらなければ売
り注文は発注されません。
先物投資などではトレンドが重要になってきますので、非常に有効に使うことができます。
相場の雰囲気に流されることなく、機械的に注文が執行されますので、損失を防ぐ意味からもこの注文方法が
一般的なものになっていくものと思います。
サラリーマンは株価を毎日気にすることなく、まかせておけるので、是非この機能をうまく使いたいものです。
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