FTの株式投資講座> チャートの歴史
  チャートの歴史
チューリップ・バブル
ブラックマンデー
ニックリーソン事件
92年8月の衝撃
4000円の暴騰
    93年春
3000円の暴落
    93年秋    
急落と急騰の背景
    94年1月
阪神大震災の恐怖
    95年1月
95年七夕の急騰
  日米協調介入
10 山一證券破綻
 97年金融不安
11 華やかなITバブル
  99年の未来図
12 ITバブル崩壊
  2000年の悲観
13 デフレスパイラル
  2003年4月
   
   
   

 1 チューリップ・バブル

 
 
バブルの代表例としてオランダのチューリップバブルがある。時は17世紀の前半。チューリップの球根

 が投機の対象になった。チューリップは16世紀半ばにトルコから西欧に渡来した。直ぐにオランダでは

 変種づくりが流行になった。球根が転売されるたびに値が上がった。まれな品種の球根は異常に価格

 が跳ね上がり投機の対象になった。同じ球根が1日のうちに10回以上も売買され、球根3個で土地付き

 の農家が一軒買えるほど高騰した。

 1630年代の中頃になると、たった一個の球根で馬車と馬2頭、そして馬具まで買えるほどになった。

 生真面目で実直なオランダ人がなぜ、チューリップに群がるという異様な「陶酔的熱病」に冒されたのか、

 本当の理由はいまもって謎だという。

 だが、球根バブルはあっけなく崩壊。球根の価値は100分の1の値段にまで大暴落したという。

 チュー リップ・バブル―人間を狂わせた花の物語・・・本当に興味深い話ですね

 何でそんなものに熱狂するのかというのは、後になってみるとわかるもの。

 日本でも1980年代後半に、土地と株化が青天井で上がり続けるバブルを経験した。チューリップの球根

 バブルとそっくりだろう。18世紀イギリスの南海バブル事件なども有名です。

 株式投資においても、人間の心理的なことがいかに大切かを教えてくれます。


Copyright (C) 2004 Fantasista. All Rights Reserved.