FTの株式投資講座> チャートの歴史
  チャートの歴史
チューリップ・バブル
ブラックマンデー
ニックリーソン事件
92年8月の衝撃
4000円の暴騰
    93年春
3000円の暴落
    93年秋    
急落と急騰の背景
    94年1月
阪神大震災の恐怖
    95年1月
95年七夕の急騰
  日米協調介入
10 山一證券破綻
 97年金融不安
11 華やかなITバブル
  99年の未来図
12 ITバブル崩壊
  2000年の悲観
13 デフレスパイラル
  2003年4月
   
   
   

 4 92年8月の衝撃

 
 最高値38000円台からバブル崩壊と共に下落し続けた株価は、92年8月にとうとう14000円台までいって

 しまいました。そろそろ買い場かと途中で買った投資家は、すべて大きな痛手を被ったことになります。

 20000円を割った頃から下げてきた株価に底値感も出てきたわけですが、もう一段の下げで投げた投資家も

 多かったようです。実は、この時はまだ株式投資をしていないので、投資を始めようと思っていた時期です。

 8月もうだめかという水準まで下げ、株は悪だという風潮だったような気がします。NTTバブルで個人投資家も

 大きな傷を負っていて、証券会社の店頭はがらがらでした。

 しかし、皆があきらめた頃に突然株価は急騰し、1ヶ月で4000円近く上がったような記憶があります。

 その後も数ヶ月はもみ合い状態で、12月に証券会社に行って、「株式投資を始めようと思うんだけど、口座を

 開きたいのですが」と言ったら、「今の時期に株式投資を始める方はほとんどいないんです」という感じでした。

 自分では最悪の時期に始めるのだから、今後は上がっていくのではないかという甘い考えもあったのです。

 最初は結構利益を上げたこともあって、その後の投資で損を重ねる結果につながりました。

 想像以上に長い低迷の時代が続くことになるとは、この当時思ってもいませんでした。


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