FTの株式投資講座> チャートの歴史
  チャートの歴史
チューリップ・バブル
ブラックマンデー
ニックリーソン事件
92年8月の衝撃
4000円の暴騰
    93年春
3000円の暴落
    93年秋    
急落と急騰の背景
    94年1月
阪神大震災の恐怖
    95年1月
95年七夕の急騰
  日米協調介入
10 山一證券破綻
 97年金融不安
11 華やかなITバブル
  99年の未来図
12 ITバブル崩壊
  2000年の悲観
13 デフレスパイラル
  2003年4月
  電子書店パピルス
   
   

 11 華やかなITバブル−99年の未来図−

 99年1月から2000年4月までの長い上昇トレンドのチャートです。26週線を支持線としてきれいな右肩上が

 り過熱感はないように見えます。

 しかし、実際は「マルチメディアが未来を変える」「本格的ネット社会の幕開け」というキャッチフレーズのも

 とIT関連銘柄は、急騰につぐ急騰です。過熱感があっても毎日ストップ高という状況の日々が続きました。

 こうなると参加しない方が負けとなり、他の銘柄群はたいして上昇しませんので、利益がわずかしか出ないと

 いうことになってしまいます。光通信、ヤフー、ソフトバンクなどで儲けている投資家を横目で見ながら、くや

 しい思いをしたりするはめになります。

 私の場合は、損はしないが大きな利益を上げることはできない状態でした。ITバブル崩壊の痛手は受けて

 いませんが、資産を3倍4倍にするということもありませんでした。

 「宴たけなわのパーティーからいつ抜け出すか」このタイミングは、冷静にチャートを見ることしかないはず。

 大切な教訓としては、高値圏で出来高も多く活況状態の時は、高いとわかっていても買ってしまうということ

 です。「自分はそんなことはない」と思っていても、実はそれを防ぐのは相当たいへんなことだと思います。


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