95年1月19000円台でもみ合っている時期で。ここから上を目指すかという雰囲気のあった時期でした。
火曜日の朝、衝撃的なニュースが飛び込んできます。阪神大震災の発生で、高速道路やビルは倒れ、
街は壊滅状態といった映像がTVから流れてきました。午前中は自宅にいたのですが、当時はネットも
本格的にはなっていなかったので、市場のニュースなどを見るとあまり下落しているわけでもありません
でした。当時は、どう判断していいかわからなかったです。そうしているうち、復興需要をにらんで建設株
などが急騰するようなこともあり、「市場はどんなときにでもねたを探しているもの」だということを実感しま
した。その後、翌週月曜日に、外国人投資家からと見られる売りがきっかけで急落します。一時戻しますが
地下鉄サリン事件などもおきて、坂を転がるように株は下落していきました。
個人的には、この年1月に倒産株で100万以上の損失を出し、その後の下落をただ見守るばかりという感じ
だったです。
5月に反発しますが、26週線を上回ることなく再び下落、この時点では底が入ったように見えてしまうもので
す。後でチャートをじっくり見ればわかるのですが、当時はそのような判断はうまくできませんでした。
ニックリーソン事件でも書いた通り、相場は本当に難しいものです。自分のポジションに関係なく、相場を見る
ことが大切だと痛感しました。
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