FTの株式投資講座> チャートの歴史
  チャートの歴史
チューリップ・バブル
ブラックマンデー
ニックリーソン事件
92年8月の衝撃
4000円の暴騰
    93年春
3000円の暴落
    93年秋    
急落と急騰の背景
    94年1月
阪神大震災の恐怖
    95年1月
95年七夕の急騰
  日米協調介入
10 山一證券破綻
 97年金融不安
11 華やかなITバブル
  99年の未来図
12 ITバブル崩壊
  2000年の悲観
13 デフレスパイラル
  2003年4月
  電子書店パピルス
   
   

 8 阪神大震災の恐怖−95年1月−

 95年1月19000円台でもみ合っている時期で。ここから上を目指すかという雰囲気のあった時期でした。

 火曜日の朝、衝撃的なニュースが飛び込んできます。阪神大震災の発生で、高速道路やビルは倒れ、

 街は壊滅状態といった映像がTVから流れてきました。午前中は自宅にいたのですが、当時はネットも

 本格的にはなっていなかったので、市場のニュースなどを見るとあまり下落しているわけでもありません

 でした。当時は、どう判断していいかわからなかったです。そうしているうち、復興需要をにらんで建設株

 などが急騰するようなこともあり、「市場はどんなときにでもねたを探しているもの」だということを実感しま

 した。その後、翌週月曜日に、外国人投資家からと見られる売りがきっかけで急落します。一時戻しますが

 地下鉄サリン事件などもおきて、坂を転がるように株は下落していきました。

 個人的には、この年1月に倒産株で100万以上の損失を出し、その後の下落をただ見守るばかりという感じ

 だったです。

 5月に反発しますが、26週線を上回ることなく再び下落、この時点では底が入ったように見えてしまうもので

 す。後でチャートをじっくり見ればわかるのですが、当時はそのような判断はうまくできませんでした。

 ニックリーソン事件でも書いた通り、相場は本当に難しいものです。自分のポジションに関係なく、相場を見る

 ことが大切だと痛感しました。



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