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  チャートの歴史
チューリップ・バブル
ブラックマンデー
ニックリーソン事件
92年8月の衝撃
4000円の暴騰
    93年春
3000円の暴落
    93年秋    
急落と急騰の背景
    94年1月
阪神大震災の恐怖
    95年1月
95年七夕の急騰
  日米協調介入
10 山一證券破綻
 97年金融不安
11 華やかなITバブル
  99年の未来図
12 ITバブル崩壊
  2000年の悲観
13 デフレスパイラル
  2003年4月
   
   
   

 2 ブラックマンデー


 ブラッ クマンデーの衝撃

 1987年10月19日月曜日、米国ニューヨーク株暴落に端を発した株安はまたたく間に世界を駆け

 巡りました。東京市場では翌20日火曜日に日経平均は3836円、率にして14.9%急落しました。

 この日の終値は2万1910円。1日の値下がり率14.9%は過去最大で、1953年3月5日のいわ

 ゆるスターリン暴落の記録(下落率10.0%)を34年ぶりに塗り変えるものでした。

 この下落幅、下落率とも今も破られない最悪の記録です。

 しかし、19日のニューヨーク・ダウの下落率は23%に達しましたから、それに比べれば東京市場の

 下げは小幅でしたし、その後の株価回復過程は対照的でした。年が替わって1988年、日経平均は

 目立って回復し始めました。年初に2万1000円台だった日経平均は目覚しい上昇ぶりを見せ、3カ

 月後の4月初めには暴落前の高値(2万6646円)を上回ってきました。

 ここから日本の市場は、1989年の38000円をつけにいくのですよね。

 いつか市場はこのような暴落に見舞われます。それを予知することは難しいでしょう。

 では、どうするべきかというと、そのパニック売りの日には売らずに、少し戻ったところで売ることだと思

 います。突発的な悪材料は、この方法がよいのでは?


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