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投資の名言
よく本を読んできて、「なるほど」と思うことがあるが、いざ自分が投資をするとなるとすぐに 感情に流され、忘れてしまうことがたくさんあった。 そこで、自分のためにも気になる言葉を書いておきたい。 オニールの成長株発掘法 を読んでみると非常に参考になります。名著ですね。 1 市場にはたった二つの感情しか存在しない。それは、希望と恐怖である。 恐怖感から売ってしまうことがよくある。デイトレードではたびたび経験した。 恐怖を感じた時に売ってしまうとそこは大きな陰線となり、底が入るものである。 人間の心理状態がチャートには表れていて、心でトレードしたらうまくいかない。 時には「損してやろうじゃん」と気楽になることも重要で、急落している時に一緒になって売って うまくいったことはない。 リラックしてジョークを言いながらトレードするくらいでいい。 「上がってくれ〜」 「やばい買い板がほとんどない、やばい〜」 「ばんばん売りやがって、何だよ!成行きで売ってんじゃねーよ。」 などと言っても何も変わらない。 でも、なかなか平常心ではできないですが、心がけておくと気が楽になり、失敗も減ります。 2 うまくいっているトレードで大きく儲けないとロスカットに勝てない。 結局損を出すことは避けられない。 その損失が少ない負けは勝ちと同じこと。 利益が出ているのに、ちょっと上がると売っていたのでは、儲けは出ない。 「利益の90%は10%のトレードから生ずる」という言葉があるが、正にそうだと思う。 大きな利益を稼ぎ出す数銘柄で勝負が決まる。 勝率は全く関係ないのだ。 3 トレンドには持続性がある。 後でチャートを見るときれいなトレンドができていることがよくわかる。 このことはすごく重要だか、つい場に流されて売ってしまうときがある。 また、下落相場でも同じように注意が必要で、少しのところで空売りの利益なども獲得して 満足せずに、長く持つことも重要である。 上昇相場の途中の調整も決して弱気にならないようにしたい。 4 マーケットをけん引できる優良な質のいい銘柄を買うこと。PERが高くても割安な銘柄は 存在する。 何千とある銘柄のうち、どうせ買うなら利益が大きく伸びている成長株を買うべきであるという 考え方。 いい服やいい車がたくさんあるのに、たいしたことのない平凡なものを買う必要はないのと 同じ。優れた製品やサービスを生み出す起業こそ、投資に値する。 5 マーケットの逆を行くのは高くつくということを忘れてはいけない。 逆張りはなかなか難しく、そこからさらに下落することも非常に多い。 自分の考えに固執しすぎて、マーケットに耳を傾けないと、とんでもない損失を被る。 思い当たることがたくさんあるが、なかなか克服できていません。 6 強気相場も弱気相場もそうやすやすとは終わらない。 「もうそろそろ上昇するんじゃないか」そう思って買ったところ、そこからさらに数ヶ月下落は 続くということはよくあります。 逆に、「もうそろそろ天井じゃないか」そう思って逃げたところ、そこからさらに急上昇して、 我慢できずに別の銘柄をやけになって買い、結局天井圏で逃げ遅れる。 よくあることです。 一つの言葉として、時々思い出しておきたい。 7 株価の下落局面で割安だからと買う投資家は報われない。 割安になっている下げてきている銘柄の方が、なぜか買いたくなることが多い。 1ヶ月前より安くなっているという言う事実に固執しているだけで、これが大きな落とし穴。 考え方を柔軟にしないといけない。 買いやすい相場ほど危険であるということ。 8 個人投資家の98%が新高値の銘柄を買わない。買いにくいときほど儲かるのだ。 新高値銘柄の株を買った方が儲かる確率は高いのだが、なかなかこれは最初はできない。 しかし、そこから3倍にも4倍にもなることは多い。 300万円の株価になる前に、100万円の高値から必ず101万円という値段を通過している のだから。 買いにくい相場ほど安全であるということ。 9 大金を儲けるチャンスは上昇相場の最初の1、2年。 個人投資家の誰もが市場に参加をし、皆が儲かりだしたらそこが天井。 上昇初期のまだ不安感がある頃に積極的に投資をして、大きな利益を稼ぐべき。 2003年も2004年もその思いで、最初にできるだけ利益を上げようとがんばった。 他の投資家が弱気になって売っている頃が買い時。 10 一旦トレードを行ったら運命は定められ、希望や恐れを抱いても何も変わらない。 こう考えると精神的に楽になります。 だめなら手仕舞いをすればいいし、「必ずこうなるはずだ」とか「分割やいいニュースがもしか して出るかもしれない」などと希望を抱いてもよい結果は出ない。 その銘柄は雇われた使用人だと思えばいい。 |